装丁からアオリから本屋の配置から、「絶対売ってやるんだー!」という強い意志を感じました。
その心意気、買った!!
↑オタクはチョイチョイこんな理由で動きます。
んで、実は初巻からきっちりリアルタイムで買っていってはいたのですが、何せ連続刊行。
今、わりと本、溜めてる。
読み終わる→他の本に行く→次出てる→次読み終わってから記事まとめるか→読み終わる→エンドレスじゃないけど繰り返し。
そんな感じで、結局最終刊まで行き着いてしまいましたとさ。
外伝は、別にします。
絶賛積み中。
残念ながら、似たタイプの話がすでに世に出てしまっているので、ものすごく目新しいお話というわけではありませんでしたが、なかなかに骨太。
売ってやりたい気持ちは、しかと受け止めた。
最初のほうは、「もしかして、灯子ちゃんの火狩りデビューがあったり?」と思ったりもしましたが、火狩りデビューというか、うん。
主人公!
なるほどね!主人公って、こういうことですよね!
わりと納得のオチでした。
そして、子供に放り投げないで、大人が責任取るのが良いですね。
現 実 感 !
全てがまるく収まるハッピーエンドでないのも、現 実 感 !
ある意味、地に足がついたファンタジーですかね。いや、良い作品は、大体そうか。
というかこれ、どちらかというと、SFですか?
そもそも、ファンタジーとSFの違いって、どの辺なんだ?と思う今日この頃です。
なんとなくの印象で分けてる気がする。
たぶん、スッキリしきれなかった部分は、外伝で多少の補足はあるのでしょう。
なんにせよ、何があろうと人は生きる、ということですね。
アニメは、視聴できる環境にありませんでした。
残念。
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買ってません。レンタル。
レンタルでも著作権元に利益は還元されると耳にしてから、公言に躊躇いがなくなりました。
そのうち読もうとは思ってたけど、レンタルだろうな、とは大分前から決めていた。
そして、話題になっていたのは知っていたので、大体のあらすじは知っておりました。
あと、その他情報をすでにちょいちょい入手済みだったので、初読であって初読でないような。
通しできちんと読んでみて、思いの外、分かりやすい内容なんだね。
というのが素直な感想。
まぁ、知識と教養って大切だよね、と。
無知と無邪気が暴走すると、とんでもねぇよな、と。
あと、なんとなくデジャブったのが、『ミスミソウ』でした。
あれも、舞台北海道じゃなかったか?
ダークなドラえもんというコンセプトだとか、どこかの記事で読んで気がしましたが、『ミスミソウ』のオマージュも入っとらんか?と思ったり。
あれもホラーだしね。
景気が良くないと暗い話は受けないという説がございますが、これが受けるってことは、景気が多少は良…………は、違うな。
ただ、ちょっと自分の中で理由の推測は出来た。
が、言わないでおきましょう。
各自で消化すれば良いのよ。そういうことは。
『青の女公』の人か。OK、買いだ買い。
……
…………
………………
あ。やっぱり百合要素……ん、違うのか……いや待て、これは……
→→→『青の女公』と基本構成同じだな??
以上、最初から最後まで読んだ人の心の動きでした。
悪い意味ではなく、同じだと思います。
2作しか読んでないけど、2作続けて同じとなると、これもう、作風だわな。
趣味……というか、性癖っぽい。
悪い意味ではなく(大事なことなので二回言う)
まぁ、致命的な欠点がある人間って、得てして魅力的だったりする……典型的なモラハラくそ野郎の特徴だね。それ。
人の業、みたいなものなのかもしれんねぇ。
その辺も加味すると、エンタメもあるけど、深い。
見つけたら、次も買おう。
若旦那のお歳はおいくつの設定になっているのよ定期。
気づけば、初期にちょいちょい出てきた異母兄や幼なじみ殿が姿を現さなくなって、ずいぶん経つような。
幼なじみは、名前だけはちょいちょい出るんだけど。
お菓子のついでに。
まぁ、進んではいるんだろうけど定期。
時間の流れがゆっくりゆっくりの妖基準の視点が入ってくると、もうまともに数えようがない。
そして、こいつら若旦那が生まれ変わっても追っかけてくるのが外伝で確定情報として示されてますからね。
仁吉の執着ヤベーよコワイよ……
っつーわけで、色々あるけどいつも通りですね。
ライフワークなんだろなぁ。
若旦那、地頭は良いわけだから、たぶん商売うまく継げるのだと思います。
んで、大店で、主人がちょっと頼りなくても、奉公人がしっかり育っていれば商売はちゃんと回ると。
恐らく、何の心配もない。うん。
とりあえず気になっていること。
許嫁ちゃんはいくつになったんだ。いつ嫁に来るんだ。子は出来るのか。
本が切れそu(略)
文庫だな。読むか。
って感じです。
そういえば、実写化わんさかの作者でしたな。
ネタを作りやすい要素は、あっただろなという想像。
ただ……えーと、ね。
正直、各自の読書体験によると思うのですが。
具体的には、この作者の著作を読んでいれば読んでいるほど発生しうる弊害がある気がします。
元ネタが、分かりやす過ぎる。
現実の主張が、でか過ぎる。
まぁ、これをファンとして嬉しいと思うか、私のように思うかは、本当に各自の感性によるのでしょうけど。
なんかね。
物語世界に入って楽しむぞー……と思ったタイミングで、「どうもー!現実でーーーす!」って、力一杯名めいいっぱい主張してくるのを「結構ですお帰りください!!」と押しやり、やれやれと集中し始めたと思ったらまた、「どうもー!(略)」って来る感じでした。
……面白い、本なんだけどね。
あと、ほどよくエンタメしてるからさほど不満はないのですが、読み終わってざっと全体を振り返ったとき、出てくる『嫌なヤツ』がことごとく昭和ステレオタイプのおっさんばかりで、「あれ?」と思いました。
そりゃあ、『嫌なヤツ』率が高いタイプだとは思いますが。
でも、なんか、「それだけ?」って。
女子の嫌なヤツとか一人くらいいても、良かったような?
ご時世的にも。
何でなのかしら?
ともあれ、良き読書でした。
そういや、昔の作品では、撮影関係者を揶揄するような書き方もしてたねぇ。
視点が変われば、ってことか。